New Relicは2020年7月30日より全製品の価格設定を一新しました。お客様とお客様のチームにとって、オブザーバビリティ(可観測性)の実現をよりシンプルにするためにです。「Troubleshoot Your Stack, Not Your Monitoring Bill」の抄訳記事にして詳細をお知らせいたします。

 

New Relic を使用している場合でも、オープンソースのオプションを使用している場合でも、他のベンダーのソリューションを使用している場合でも、ツールを組み合わせて使用している場合でも、価格設定は常に同じ3つの悩みを抱えています。

  • 「サンプリング」という隠れたコスト:ツールコストを考慮するあまり、計装をシステムのごく一部に限定しなければならない方も多くいることでしょう。その場合、不完全なデータを使用して、サービスの健全性や業績を推定しなければなりません。さらに悪いことに、多くのお客様は、コストを増やさないために貴重なエンジニアリングサイクルを計測対象の変更に費やしてしまっています。
  • 多種多様なツールと価格体系:実行中のホスト、計算ユニット、ページビュー、イベント、リテンション、スパン、呼び出し、およびログなど、監視機能を担うツールごとに異なる価格体系が存在しており、それらを計算して追跡するだけでも多大な工数と混乱が生まれます。
  • “ホスト数”はもう良い価格基準ではありません:ホストごとに監視にお金を払うという伝統的な概念がいまだに残っています。これは、基礎となるインフラストラクチャをアプリケーションから抽象化したり、Kubernetesのような自動化されたオーケストレーションツールを使用してホストにコンテナを動的に割り当てたり、サーバーレス技術を介してコードを実行できるようにしたりする最新のアーキテクチャで特に問題となっています。

これらの負担をなくすために、New Relicは価格設定をシンプルにしました。

  • 毎月100 GBまで無料、その後はすべてのテレメトリーデータにつき1 GB あたり $0.25 を支払うだけです。メトリクス、イベント、ログ、トレースのすべてを低価格で当社のプラットフォームに取り込むことができ、サンプリングを心配する必要はありません。また、データのクエリ、カスタムダッシュボードの作成ができるBasic Userを無料で追加することもできます。
  • New Relic APM、Infrastracture Monitoring、デジタルエクスペリエンス監視(Browser、Mobile、Synthetics)、Logs in Context、Serverless Monitoringなどを含むFull-Stack Observabilityをオールインワン・ソリューションとしてご利用いただけます。Full Stack Observabilityは毎月の利用ユーザーごとの課金のみです。また、このフルアクセス・ユーザーは1人分まで無料で 、以降はユーザー追加ごとに課金されます。必要に応じてユーザーをアップグレードしたり、ダウングレードしたりすることができ、常にプラットフォーム全体にアクセスすることができます。
  • AIOps機能については、処理されたイベントやトランザクションに基づいて価格が設定されているNew Relic Applied Intelligenceを有効にすることで、異常を能動的に検知してアラート疲れを軽減することができます。Proactive Detectionはアプリの最初の 1 億件のトランザクション、Incident Intelligenceは1,000 件イベントが毎月無料で利用できます。

本当に容量単価なのですか?

$0.25/GBは、New Relicの主な競合他社よりも最大95%の低価格を実現しています。

あらゆる種類の運用データを、ペタバイト規模の収集、蓄積、クエリできる環境を提供するマルチテナントデータプラットフォーム「Telemetry Data Platform」だからこそ、この低価格を実現できたのです。

ただ、我々は安くするためだけにこの価格を実現したわけではありません。

お客様が真のオブザーバビリティを実現する上での障壁を取り除くことを目的としています。どのようなデータを収集すべきか、あるいは収集しなくても支障がないかを心配せず、スタック全体を監視するために必要なすべての機能に即座にアクセスし、あらゆるソースからすべてのメトリクス、イベント、ログ、トレースを収集、計測できるように新たな価格が設定されました。

プラットフォーム全体に無料でアクセスし続けられる無料(Free Tier)アカウント

今、あなたが新たにサインアップすると、無料でプラットフォームにアクセスし続けることができるアカウントを作成できます。

「無料トライアル」は自分の環境で、自分のペースで試してみたいと思っている方にとって期間が短すぎることもあります。

ほとんどの場合、一度サインアップしたら、時間は刻々と過ぎていきます。そして、他の優先すべき仕事と競合し、十分に試せないことがあります。エージェントをインストールしたりたり、収集するデータを適切に設定していなかったり、チームメイトがUIを検証する時間がなかったり…と、いつの間にかトライアルは終了してしまいます。

だからこそ、計測に集中できるよう、製品間の機能制限のない無料アカウントを提供しています。トライアルと運用で製品に差異がうまれません。

New Relicで新規アカウントを登録すると、以下の機能が無料で提供されます。

  • Telemetry Data Platformでは、毎月100GBのデータを任意のソースから無料で収集できます。
  • クエリを実行し、Telemetry Data Platformでカスタムダッシュボードを作成して表示する機能を持つBasicユーザーを無料・無制限で追加できます。
  • Full-Stack ObservabilityのStandardユーザーを1名無料でご利用いただけます。これには、APM、Infrastructure Monitoring、デジタルエクスペリエンス監視(Browser、Mobile、Synthetics)、Logs、Serverless監視など、New Relic Oneのすべての機能へのフルアクセスが含まれています。
  • Applied Intelligenceでは、Proactive Detectionのアプリトランザクションが1億件、Incident Intelligenceのイベントが1,000件まで無料で利用可能です。

フレキシブルな従量課金とコミット価格オプション

ピザのスライスを購入するにしても、開発ツールを購入するにしても、価格設定は理解しやすく、受け取る価値に沿ったものでなければならず、その価値に伴った拡張性が必要です。

この考えに基づき、月額プランや年間利用量に応じたボリュームディスカウントを利用して、自由度高くNew Relicのすべての機能・サービスを利用することができます。これは、クラウドプラットフォームのサービス支払い方法と非常によく似ています。その仕組みは以下の通りです。

すべての新規アカウントはまず無料アカウントからスタートします。データソースを追加したり、チームメイトを招待したり、プラットフォーム全体を利用することができます。

無料限度額を超えると、クレジットカードの追加を促されるので、毎月無料限度額以上の利用分だけ請求されることになります。ボリュームディスカウントや年間契約を希望される方はお問い合わせください。業界他社の価格モデルとは異なり、使用量の季節的な急増や減少に対応できる柔軟性を持ったモデルです

New Relicは、新しいシンプルな価格設定を通じて、お客様がツール費用ではなく、ソフトウェアとエンドユーザー様にとって重要なことだけに注力できることを願っています。

ソフトウェアエンジニア、インフラエンジニアなど自社開発や自社運用の現場で経験を積んだのち外資系ソフトウェアベンダーでのテクニカルサポートを経て現職。New Relicユーザーだった経験あり。コミュニティでの登壇活動も多く、Microsoft MVPを7年連続受賞中。Microsoft Certified Azure Solutions Architect Expert。得意分野はC#をはじめとするソフトウェア開発、Kubernetes関連技術およびパブリッククラウド。 View posts by .